板垣伸さんのオープニングとシリーズもの

俺の中でオープニング職人といえば板垣伸さん。
化物語OP2 「帰り道」 八九寺真宵(加藤英美里)


はなまる幼稚園 ED4


てーきゅうOP

もう一つオススメはベン・トーOP2の著莪あやめだらけのやつ。

板垣さんは短い映像が得意なんだろう。短い時間のなかでの映像の見せ方を知っていて、それに加えて板垣さんが元来持ち合わせていた性質なのかわからないけど、とにかく目の前のものに対して全力を出して完成まで粘る人なのだろう。監督としての板垣さんは前半がおもしろく後半失速するというパターンを繰り返してるけど、ここに板垣さんの天賦といえるものがあるんじゃないかな。前半はほぼ間違いなくおもしろいと言われる。OPとかの短い映像での評価は上々。これは全力を尽くし完成まで至れた映像のクオリティは半端じゃないことの証明でもある。短い映像だと板垣さんが関われる部分が増えるし、比較的時間が短くて済む。要は時間がかなり足りてない。

てーきゅうの成功の理由はここにあってショートアニメというOP除くと一分半しかない映像だから板垣さんはコンテ、演出、原画、動画、音響とあらゆるものに関わって全力で走れた。

このショートアニメという土俵において板垣さんは無敵に近い。1クールショートアニメという居場所を板垣さんはてーきゅうで見つけることができたんだよ。ただてーきゅうですら後半失速してしまった感が否めないのだから、やっぱり最後まで全力で走れるようなスケジュールを組んで時間を与えてあげるのが一番なのだろうなぁ。