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琴浦さん二話 可哀想な琴浦さん…そんな物語にするなよ

アニメ

琴浦さん二話いろいろダメだった。
まず、琴浦さんに私可哀想です感が出てしまってる。脚本がねっとりしすぎている。琴浦さんの無感情さが、逆に構って欲しいがゆえの行動に見えてしまう。人と関わりたいけど、そうしないのは傷つきたくないからです、と背中で語っている。

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男が二話ラストでサブヒロインに突っかかるのはいいんだけど、それを廊下で聞いてて抱きとめる先輩ってレイアウトは狙いすぎていて、泣かせにきてるなーと覚めてみてしまった。そもそも原因をつくったのは先輩のはずで、それを恥もせず慰めるのは、見ていて納得がいかない。私が悪かったとか、内省なり反省なりする描写を入れて琴浦さんを抱きとめているならいいんだけど、それもなしにあれをやられては見てるほうとしては戸惑う。ただ、一話に入りきらなかっただけという感じはあるので、次の話でそれを回収してくれればいいとは思う。

それより「私はすべてを利用して母親の名誉を回復する」と言っていた先輩が、琴浦さんがいじめられているのを知って態度を180度変えるってのはナイーブすぎる。悪役のようにAパートで見せて、Bパートであれでは母親への無念がほんとうにあるのかと疑う。等身大の女子高生を描いたのかもしれないけど、それでは頭が悪すぎる。いや、想像力が足りてなさすぎる。
頭が悪いと言えば琴浦さんもだ。心の声に簡単に返事をしてしまうし、占いではその能力を惜しげもなく発揮している。あれでは占いではなくサイコメトラーだ。自分の心を覗かれることを人は嫌悪することを、なぜ琴浦さんは学んでいないのか。前のエントリーでいろいろ書いたが、すべて無駄だった気がする。まだ二話までしかやってないのに求めすぎているのは理解しているが、これ以上可哀想な琴浦さんが終わりに救われる話の繰り返しはやめてほしい。

琴浦さんも真鍋くんも先輩たちも、一人の人間としての感情や背景を持っているように見せることは出来ているのだから、それによる物語を紡ぎ上げてほしいと思う。ドラマもやり過ぎれば嘘くさくなるし、キャラたちの成長が見えなくなる。なによりも琴浦さんは可哀想ではない、というメッセージが映像から伝わってこないのが、あまりにも虚しい。

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