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無題

子供を作るのは鬼畜の所業。それか馬鹿。 http://anond.hatelabo.jp/20130613154103

これ読んで割とマジで絶望してた。これを読んだ人たちの反応含めてあまりにも救いがない。少し長くなるけど書く。

まず、これに書かれてあることの是非に興味はない。議論をしたところで結論が出せないタイプの議論。

この文章の根幹にあるものは"産まれたことに対する憎悪"。

生きることとは地獄である、という経験と思想が論理の屋台骨になってる。問題はこれに気付いてない人がいること。俺、これ読んでまず『生きることって地獄だよね…』って共感から入って、これ要は『自分は産まれてきたくなかった』という怨嗟の声だよなぁと思った。

この人の主張には押し付けがましさがあまり感じられない。一つの推測としては、現実でそれなりにつらい状況に追い込まれていて『俺はこんなにも産まれてきたくなかったんだよ』という思いを文章にしてネットにはあげずにはいられなかったんだろうと予測される。そういうメンタル状況で街中を歩く親子を見ている時、軽々に子どもを産んでる人があまりにも多く感じられ、自分のような人間が増えてほしくないという祈りと怨恨から、こんなしちめんど臭い文章をできる限り筋道立てて説明しようとしてしまったんだろう。だからこそ、俺はこれの反応を見て絶望感を味わうことになってしまった。
私はこんなに産まれてきたくなかったんです、と言ってる人に対して、あなたは間違ってると言わんばかりの反論の嵐。

今を生きる生物にとってそれは当然の反論。

だから納得もしましょう、賛同も示しましょう。

だけど、私はそんな反論に対して軽蔑します。

生きることを楽しいと言える人間が、産まれてきたくなかったという人間に対して、あなたは間違っているなんて言うことは言葉の暴力以外の何者でもありません。あなたが強いからそんな言葉を掛けられる。強者が弱者に対して掛ける言葉ではありません。

このケースにおいて強者が弱者に掛けられる言葉はありません。立場も人格あまりにも違うために絶対に理解しあえないからです。なのにこれはお互いに口出ししてしまってる。まず、断言しますが先に口出しをした筆者が悪いと考えています。
しかし、あのような反論を返してしまえば、それを読んだ筆者は彼が言うところの人間のエゴに更に曝されることになります。そして彼の絶望は深まり、この世への憎悪が増すことでしょう。反論すること自体が地雷以外の何者でもありません。だからと言って同情して同調しろとも言えません。

これを読んだ人も不快感を示す方は多いでしょう。でも黙っていて欲しかった。せめて反論せずにそっとしておいて欲しかった。この文章から発展する議論は誰も幸せになりません。たとえ、どんな議論を展開したとしてもこの人の怨みを消すことは出来ないでしょう。そして、そのような結末を迎えれば議論をした人も消耗するだけです。この文章はどこも救いがありません。誰も救われません。そのあまりの救いのなさに私は絶望感に苛まれることになったのです。このような救われない自体がせめて私の周りからでも減ることを願いこのような駄文を記します。