声優の仕事はなんだ?

俺は声優さんが好きではない。その人の容姿がどういうものであろうと、性格がどういうものであろうとどうでもいい。ただ、声優さんに求めるものは演技だけ。たまにトークも求めてしまうけど、それはラジオ好きの業なのでしょうがない。Twitterやってると声優さん同士の結婚とか、声優さんがちょっとした問題起こしたとか、そういうものを見ることがあるが基本的にそんなことに興味はない。結婚したらおめでたいと思うだけだし、性格に難があったとしても、それがあっても起用される演技力があるのか、アニメやゲームでしか見ることのない俺たちが言えるのはその程度のことだけだ。もっとも、声優ファンという固定客を抱える上ではそういうわけにもいかないのだろうし、俺みたいな客はいち視聴者でしかなく、向こう側からしてもどうでもいい客の一人に過ぎないだろう。金を落とさないファンにあまり意味は無い。今や声優の仕事の裾野は広がりイベントや雑誌などのメディアの露出も増えた。そういう客をつかむためには芸能人のようになっていくのは仕方がないし、そういう人たちにとって大事なのはイベントのたびに顔を出す、CDを出したら必ず買ってくれるようなファンだろう。
ただ、見ているだけで金を出さないファンは口コミで情報を広めてくれることはあるが、それも熱心なものに限った話しなので、そういう層に向けてすることは印象を良くする程度のことでいい。そういう意味で、声優のスキャンダルというのはまずいが、だからといって声優にそこまで求めるのは違うと思う。元々、声のお仕事でしかないのだし、中の人の性格がどれだけ破綻していようが、痴情のもつれで刃傷沙汰になろうとどうでもいいというドライなスタンスでもいいと思う。
仕事さえすればいいというのは温かみがないとか言われそうだが、声でしか表に出てこないものに対して温かみなんか求めるのは無理だ。第一、演技しているのだし、その温かみすら嘘でつくられる。なにが言いたいかというと、みんな声優に対してナイーブになりすぎてる。声優好きはなんとなく芸能人が好きじゃないって人が多い気がするが、お前らやってること芸能人好きの奴らと何一つ変わってないぞ。人の噂が好きなのはわかるが、それはサブカル好きとしてのプライドというか矜持がなくなっている気がする。普通を忌避し、一般人を厭う。そういう姿勢がなくなってる。これもネット人口が増えたことによる弊害だと思うけど、俺のイメージする声優好きが崩れてる。そんな話。今思い出したが、最初は俺がいかに赤崎さんが好きなのかって話をするつもりだったのにどうしてこんなことに