コミケ

大晦日にコミケへ行く予定です。その帰りの脚で実家に飛行機で帰る予定なんですけど、まさか大晦日にコミケで買ったエロ本を持って帰省する大人になるとは思いませんでした。空港のチェックで荷物が引っかかったら死にたくなること間違いなしです。へんりいだ先生や岡田コウ先生、関谷あさみ先生の本は荷物が引っかかったときのリスクがあまりにも高すぎるので今回は買い控えしておくのが安全でしょうかね。まあ、サークルチェックやってないから出るかも知らないんですけど。

正直、漫画雑誌も読み切れてない現状で同人まで手を出す必要性を感じてないので、コミケに行きたい気持ちもあんまりない。気持ちとしては祭りに参加する気持ちが一番近い感じです。

氷菓』のクドリャフカの順番で、摩耶花が『夕べには躯に』を読んで強烈な才能の原石を見た感動を語ってましたけど、それがコミケに行く最大の楽しみなようにも思えます。

『耳を澄ませば』の司朗おじいちゃんが雫が初めて書いた物語を読んだときのセリフがすごく素敵で好きなんですが、これが同人を読む意味であるとも想うんです。

西「雫さん、読みましたよ。」

「・・・・・。」

西「ありがとう、とてもよかった。」

「うそっ!うそっ!本当のことを言ってください!」

「書きたいことがまとまってません!後半なんかめちゃくちゃ!」

「自分でわかってるんです!!」

西「そう、荒々しくて率直で未完成で・・・、聖司のバイオリンのようだ。」

「・・・・・!?」

西「雫さんのきり出したばかりの原石をしっかり見せてもらいました。」

西「よくがんばりましたね、あなたは素敵です。」

西「あわてることはない。時間をかけてしっかり磨いてください。」

 

 

 

しかし、耳を澄ませばを見たあとに同人誌を読んでしまうと作者の苦悩と苦労を裏に感じてしまいそうで、エロ同人が買いにくくなりそうですね。コミケのあとに実家に帰る予定がある人はコミケに行く前に『耳を澄ませば』を見ておくといいかもしれません。