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『イノセンス method 押井守演出ノート』の復刊を願う

 アニメーション監督として有名な押井守(『パトレイバー』シリーズ、『スカイ・クロラ』など)が自身の映画を解説するというアニメ好きにはたまらない本、それが『押井守 演出ノート』。シリーズというわけではないが、演出ノートは今までに二冊出ている。

一冊は『METHODS ~押井守パトレイバー2」演出ノート』。もう一冊が 『METHODS「イノセンス押井守演出ノート』。パトレイバーの演出ノートは復刊ドットコムにて復刊され現在でも手に入れることが可能。


『METHODS ~押井守「パトレイバー2」演出ノート(押井守)』 販売ページ

押井守さんは現在のアニメーションでは一般的に使われるようになっているレイアウトシステムの重要性を説き普及に貢献された人として有名だが、このシステムの真髄が垣間見える一冊である。画面になにをどこに配置するかで映像の見え方は全く違う。巨匠小津安二郎監督(『東京物語』『晩春』など)は画面に映るものすべてを把握していたという話がある。登場人物が持っている団扇の柄はどういうものか、部屋にどんな小物が置いてあるか、そういうものまで拘っていたというのだ。アニメでいえば、近年プロップデザインというスタッフクレジットが必ずといっていいほど現れるようになった。プロップデザインとは小物のデザインを統括する役職のことだ。この役職が普及してきたことが、画面に映る小物の重要性が高いことの証明だ。最もレイアウトで小物まで管理しているかは作品によるが。

話が脱線してしまったが、こういったことに興味がある人は是非この本を読んで学んでもらいたい。私の言葉よりもよほど説得力があり、理解をもたらしてくれるだろう。

さて、もう一冊のイノセンス演出ノートだが、これは未読。新品で手に入れることはほとんど不可能で、中古以外で手に入れることは無理といっていいだろう。値段に目をつぶれば手に入れることは可能だが、復刊されるのではという思いから踏み切れないまま一年以上が経過した。

「イノセンス」METHODS押井守演出ノート

「イノセンス」METHODS押井守演出ノート

 

読みたくて仕方ないので、半年以内に復刊されなければ中古なりオークションなりで手に入れると決めているが、復刊ドットコムで復刊されないのが不思議でしょうがない。

『「イノセンス」METHODS押井守演出ノート(押井 守、プロダクションI.G)』 復刊リクエスト投票

200票以上の復刊リクエストが寄せられているのは、劇パト2の演出ノートの評価があってこそだろうし、復刊が決まれば売れると思うのだが。