たんこれ

鈴木狂太郎艦これストライクウィッチーズとガールズアンドパンツァーを足して割ったようなエロ漫画を描き始めた。その中で子宮の中までちんこ突き抜ける場面あるんだが、その瞬間「戦車に子宮があるわけねえだろ」とツッコミをしてしまった。このツッコミは正しいが、そもそも戦車が女体していること自体がツッコミどころしかない。そういう隙をつくることで全部フィクションだって再認識を促してしまう。

神のみぞ知るセカイ

マンガ☆ライフ |『神のみぞ知るセカイ』とクソゲーな現実で生きていく事について

見通しのつかない現実の象徴であるちひろを桂馬は選んだわけだけど、この選択をした桂馬の強かさには感服した。
”想像を超える事態は起きない理想の世界”と”予測不可の現実”の選択に迫られて現実の世界を選べる桂馬の気持ちが俺にはわからない。理想を求めてギャルゲーをやっていたはずの桂馬が現実を選択したというのは、ちひろのことがそれだけ好きだという証明だろうけど、これは相手を渇望する恋愛をやったことのある人にしかわからない感覚ですね。
めんどくさい女の子感バリバリだったちひろとのエンディングを望んでいなかった俺のような者からするとちひろを選択する意味はわかっても感覚としては全く理解できない。理想と現実で現実を選べるほどの相手を見つけられた桂馬がうらやましく思うと同時に、その気持は今の自分では全く理解できないなと。だからこそ、桂馬の物語を見ていろいろ考えさせられたし、ほんとうに読んで良かったと思う。たぶん数十年に渡って本棚の一角を占め続ける自分には欠かせない傑作に神のみぞ知るセカイはなったのだと思う。十数年経った後にまた読みたい作品。

エンドレスエイト

京アニ作品を見まくった今だからこそエンドレスエイトは見たい。

エンドレスエイト京アニ演出陣の集大成的な意味が強く、後世の歴史のうちに評価されるものであって決して放映時に評価されるためにつくられたものではないだろう。アニメオタクとして演出陣までチェックする人たちに向けてつくられたもので、比較検討を要する本エピソードは演出登竜門というべき価値がある。これは現状の頭打ち状態にあるアニメ市場を打ち破る一手になりうる策である。演出まで見れる客を増やしコアユーザーを増やせば市場は拡大する。

現在、重要なのはライトオタクと呼ばれる層をコアユーザーに引きこむことであり、エンドレスエイトは一つの方法を示した。後々、「エンドレスエイトを見て演出に興味を持った」という人がもし出てきたならば、そのときエンドレスエイトは再評価されるだろう。

青い花

カサヰケンイチのコンテが完璧。間のとり方、カットの切り替え方、カットの食い方は現代最高のコンテマンの一人。正面から見せつつ完璧な間とレイアウト、構図で気持よくカットを切り替えられる。どうしてここまでおもしろくできるのか不思議なほどおもしろい。