はてなって場所がよくわからん

はじめに書いておくが俺にははてなというものがよくわからない。よくわからないものをよくわからないままに書いているよくわからない内容になっている。それを留意した上でこれを読んでもらいたい。そんなもんになんの意味があんだと思われそうだが、アウトプットのが目的なので意味は読者が見つけてほしい。

 

はてなブックマークってもんがある。はてなのブログの記事の終わりにある青い枠の中に数字が書いているやつ。この記事の終わりにもある。あれを俺は多用している。

はてなにはホッテントリとか人気の新着記事とかいろいろある。はてぶにはブックマークされた数にホッテントリに選ばれるとかそういう機能もあるらしい。自分ははてブを3年以上使っていて、ブクマ(ブックマーク)数も2000くらいいっているが、未だにはてブというものがよくわからない。というか、この周辺のめんどくささを理解して使っている人がどれだけいるのだろうか。ホッテントリだかはてなで人気だかの記事をそもそも俺は読まない。そもそも数回見たことがある程度。ニュースサイトを使って定期で記事を読んでるだけだから、はてなというものを経験的に理解していても利用者たちの面倒くさい感じを全く知らない。自分がはてブを使っているのは自分が読んだ記事を記録するためだけのものでしかない。あとで読んだ記事を見返すための記録機能としてはてブを使ってる。

だが、よくわからないはてなの文脈ではこの行為にもなんらかの意味付けがされるようだ。こんなもんを見つけた。

ブログ信者ランキング

これを見つけたからこれを書いてる。これを見たときなんだこれという感想しかなかった。俺は好きなブログが百以上あって、基本的に読んだものははてブしていくんだけど、そうしたら自然とランキングトップとかになっている。フィードに登録してるブログを何個か確かめてみたらやはり信者ランキング余裕でトップになってる。ダブルスコアどころじゃない、トリプルスコアでも足りない。じゃあ、そもそも俺の使い方が間違っているのかもしれないと調べてみると、読んだ記事の保存と検索が使い方の一つであると明文化されている。

ブックマークレットの使い方

これは所詮一個人がつくったもので、それははてなとはあんまり関係ないとも考えられるが、俺の中のイメージのはてなとこれは深く結びついた。

「ああ、はてなってこういう場所だよな」と。

俺にははてなというとめんどくさい場所というイメージしかない。どうでもいい議論を堂々巡りした挙句に違う場所で何度も繰り返す。フラッシュモブのような性質を備え、熟議することなく散っていってはまた同じような議論に集まる。そのくせいつまで進むことが出来ずに停滞し続けている場所。それ故の安心感と一体感があり一種の中毒性をはらんでいる。

お互いに意見をぶつけあうことなく一方的に主張することはネット上では普通だが、はてなという空間はそれが洗練されている。だれもが気持よくあれる場所をはてなはつくりだすことに成功しているように思う。

だれかが始めに間違った意見を述べ(記事の内容、そうでなければ反論のコメントなどで)、その間違いを指摘し自分の意見を述べる。その指摘した間違い自体は正しいことが多い。だが、その後に述べている自分の意見まで正しいことは決して多くない。その正しいとは肯定しづらい意見にも反論するものがいないので、その人がコメントなどで書いた意見が正しいと、自分の正しさが保全されたままで終わる。勝ったことすらわからない勝ち逃げを許す空間をはてなはつくっているように思う。だれしもの優越感を保護する空間。多くの意見が出ているにも関わらず、そのほとんどの意見は議論されることもなく正しさが保全されたままに終わる。ただし最初に間違いを述べたものだけは壮絶な叩かれ方をする。よほど隙のない意見、もしくは正論を書けなければ最初に間違いを書いたものが負ける。反論も補足の機会も与えられない。

それが正しいとかそういうことはどうでもいい。というより書いていくうちに興味がなくなってきた。強制的に信者に仕立てあげられ、レッテルを張られること自体現実とあまり違いがない。あの人はあの人の味方だとか、あの人の派閥だとかそういうのは勝手にイメージがつくられるもので、実際がどうとかそんなものを本気で調べる人はほとんどいない。はてなも現実もあんまり変わらないというだけ。なにが書きたいとか主張したいとかそういうもんもなく、ただ変なもんを見つけたから書きたくて書いたらとっ散らかってしまった。このとっ散らかってしまった感じもはてなっぽい。全体的にはてなはとっ散らかってる。目の前にあるもんを拾い上げて眺めてポイ捨てしている感じというか、だからなんなのというか、ほんとこれはなんなんだろうか。

はてブをただ記録として利用しているだけなのに信者と呼ばれて腹が立ち、なにも考えずに反発するという非常に頭の悪いことをやっているが、それでも腹に溜まったはてなに対するもやもやがこれを書かせた。なんかもやもやするものを抱えさせられるのもはてなという空間だが、こんな変な空間に好き好んで所属しようとする人の気持ちがわからない。住めば都みたなもんなのかもしれないが、中途半端に近い距離にいる俺のような人間にとっては「あれはなんなんだろう」というもやもやを接近する度に感じさせられるよくわからないもんなのだ。

大多数の人ははてなってなんだろうってもやもやを抱えさせられていると思っているのだが、どうなんだろうか。はてな村だかに所属している人なんてほんとに少ないだろうし、そこがダメだと言うつもりもない。なんか見ているともやもやとさせられる場所で、めんどうそうなことに巻き込まれる人が多いから、いい加減に事故率を下げてほしいなあって気持ちが俺にこれを書かせたという気がする。こんなことを書いたってなにも変わらないから、俺なりのストレス発散をしただけ。

俺にははてなの地平が見えない。

はてなの人たちはほんとうに頭がよくて明快に鮮明にはてなという空間を見極めているのだろうか。