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僕は友達が少ないNEXT『Be My Friend』『僕らの翼』

本編見てないのに借りてきました。

一期の電波ぶりが好きだったのにそれ期待して借りたんですが、いい意味で裏切られました。まともでいい曲です。平坂読さんが作詞に入ってるんですが、それもよかった。原作を読んでる人なら「ああ、そういうことか」と納得してニヤニヤできると思うので借りるなり買ってくるなりして歌詞を読むことを薦めます。

二期が果たしてどこまでやるかは知りませんが、おそらく8巻までやるんだろうと思わせる歌詞です。じゃなきゃ平坂読先生に監修させる意味が‥‥

  • Be My Friend 知らないふりしたって
    Be My Friend 全部気付いてたよもう一歩
    君のとなりにいこう
    その手にだって届きそうさ

OPの出だしです。作詞は平坂読さんとhotaruさんの共同作詞。視聴者も小鷹の性質には暗に気づいているでしょうし、予感をもたらす始まりですね。逆再生のような音から始まるような出だしは、夜空を意識してのことなんでしょうか。隣人部みんなでこの曲を歌っていることに意味があると信じたいですね。曲調はポップで楽しく、多少電波的な部分もありますがそこまで外しているわけではないです。手拍子や金管楽器がいいです。ユニット曲としてはとにかく楽しく明るい。これから本編が始まるOPに相応しい曲になってます。

  • 光ったはずのあの星
    迷った雲が邪魔して見えなくなる
    なにを信じたらいい?

この曲も作詞に平坂読さん入ってます。もう一人が稲葉エミさん。この方は『いちごパフェが止まらない』や『カレーのちライス』なども手がけてます。日常の大切さを楽しく歌い上げるような曲が得意なのでしょうか。作詞センスも奇抜な気もします。言葉選びがおもしろい。この曲では常に寄り添っているせいで見えにくい幸せのようなものを歌にしてますが、いい歌詞だと思います。

 

  • 君の手を握ったとき 握り返してくれたね
    繋がったこの手はどんな羽よりも強いんだ
    翼なんてなくなって もっと高く飛べるから
    きっと今なら大丈夫 大空輝く星を掴もう

これは夜空の曲でしょうか。でも、隣人部みんなで歌っているので、きっと隣人部みんなの歌です。

隣人部は小鷹を通して繋がりましたが、今では部員同士で繋がりが出来てます。それは弱いものかもしれません。小鷹と女の子たちほどに女の子同士の繋がりは強いものではないでしょう。でも、繋がりは出来ています。それを保とうとする子もいます。彼女たちの居場所はできているんです。

だからこそ、隣人部で歌った。夜空のソロではなく隣人部みんなで歌った意味がきっとあると願います。合唱のような曲にも感じられ非常に気に入っている曲です。ちなみに小鷹くんは参加してません。それがよりグッときますね。カップリングに小鷹くんのソロが入ってるので、それで我慢しましょう。

さあ、ここからの曲紹介はギアを入れ替えます。なぜならこれから紹介する曲がキャラソンであり電波ソングであるからです。

ぶいえす!!らいばる!! うた:羽瀬川小鳩(CV:花澤香菜)&高山マリア(CV:井口裕香)

作詞:hotaru 作曲・編曲:Tom-H@ck

一応言っておきますが、歌詞カードに「うた」と表記されてますから、それに従っただけです。どういうこだわり方してるんでしょうか‥

とりあえず聴いたことのない人はさっさと聴いてくるといい。きっと中毒になると思います。欲しくなると思うけど、買わなくても借りるくらいはしましょう。なにがとは言わないけど、あれはダメ絶対。あと、僕らの翼ではなくBe My Friendのカップリングです。

この曲のおもしろいところはいろいろありますけど、音楽自体はそこまで電波ではないことが非常におもしろい。きちんと聴くとよくわかりますが、基本的にリズムは単純で徐々に盛り上げていってるので、驚くほどまともです。サビの部分がそれが顕著。楽器選びがそこまで奇抜なものがないんだと思います。要所で音をいじってるので電波な曲に仕立てられてますが、全体的なラインとしては比較的まともといえる程度に収まってます。ほんとうに比較的ですけど。

じゃあ、なにがすごいかというとボーカルが引っ張ってることです。この曲を狂わせているのは作詞とボーカルです。

THE・CHARACTERSONGと呼べるほどにキャラソンしてます。歌いながら演技をすると言えばオペラですが、キャラソンはオペラに近いと個人的には思います。聞きかじりの知識ではありますが、オペラは歌に感情をのせるもの、セリフを読むように歌うこともあると聞きます。この曲はそれに非常に近いです。歌と演技の結節点、そこに声優さんが歌う意味があると思うのです。

話がそれますが、先日PSYCHO-PATH19話の花澤香菜さんの演技を聴いて感動しました。彼女のことはゼーガペインの頃から知っていたので、新人の頃からここまでうまくなるものかと思わず、これまで流れた時間を思い感傷に浸ってしまいました。そして、この曲を聴いたわけです。ほんとうに演技が出来るようになったのだと感じ入りました。正直、今までの花澤香菜さんではこの曲は歌えなかったと思います。

素人が偉そうに言って申し訳ないのですが書かせてもらいます。PSYCHOPATH19話とこの曲を聴いて成長を感じた点は同じでした。彼女の演技に抑揚が入るようになったことです。今までの彼女の演技は一定水準に達しているものの読む意識が強すぎるせいか、演技に緩急がないと感じていました。常に一定の演技で、キャラクターにぶれがない。それはプラスではありますが、そこが私には不満でした。キャラクターが生きているならば、言葉には必ずブレがあるはずです。イントネーション、強弱、息の使い方、演技のポイントは様々にありますが、生きているならこれらはブレて当然です。でも多くの声優さんは演技の型が出来上がってしまっているせいか、これが一定で全くブレません。これを崩したときキャラクターに生が宿り、それがトップクラスにいる声優さんの条件だと私は思います。この曲とPSYCHOPATH19話はそれが出来ていました。

  • 我は吸血鬼、闇の眷属でしかも夜の王だから…
    つまり…その…
    貴様はあほなんじゃ!あほであほなんじゃ!!
    んなことどうでもいいのだ!
    それよりポテチよこせ!しかもコンソメ味だ!!
    あほあほ言っている オマエがあほなのだ!!
はっきり言ってこれは歌詞じゃないですよねwhotaruさんの作詞ですが、このキャラクターの掴み方は素晴らしいと思います。これを作曲家に任せた度胸も大したものです(笑)完全にセリフですけど、それを歌とセリフの中間まで引き上げている二人の歌は必聴です。花澤さんばかり褒めましたが井口裕香さんも素晴らしいかったです。キャラソンの極北ともいえる曲だと思うのでよろしければ是非。