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ラブライブ!最終話 ことりについて

いろいろ言いたいことはありますが、一つだけ。

ほのかちゃんはことりちゃんに向かって「いつか別の夢に向かうときがくるとしても…行かないで!!」と言いました。ですが、これは明らかにおかしいです。

ことりちゃんは服飾関係(デザイナー?)という夢に向かって今歩もうとしていました。ほのかはそれを明確に止めました。率直に言えば邪魔したと言ってもいいでしょう。

それをことりちゃんは自分も行きたくなかったからという理由で許しましたが、ほのかの業を視聴者は理解してほしいと私は思っています。彼女は人を巻き込みます。たとえ嫌だと言おうとも誰かを巻き込む人間的魅力があります。行動力があります(参考: http://d.hatena.ne.jp/mattune/20130401/1364825454)。しかしそれは犠牲を伴うことです。海未ちゃんはアイドルをやることを嫌がっていましたし、真姫ちゃんも嫌々ながらのスタートでした。そして、挙句の果てにことりちゃんの留学を不意にしました。私はこれについてことりちゃんが納得しているのだからいいとは思いません。ほのかは他人を巻き込み人の生活を変化させます。

それを理解した上で言いましょう。ほのかはそれでいいのだと。彼女は新しい場所へ人を連れて行く力があります。海未や真姫を引っ張ってきたように、だれかを新しい場所に連れて行けます。しかし、そのために捨てなければいけないものは多いです。でも、彼女はそれ以上のものを人に与えられる子なんです。

ことりちゃんを中心としたラストの一連の話は彼女の与える影響の悪い部分を映したものです。ですから、彼女といる以上また同じようなことが起こるでしょう。迷惑をかけられ続けてきたと海未ちゃんは言ってましたが、それは今後も続くのです。ほのかはスクールアイドルの活動のために人に犠牲を強いるでしょう。

私としては、それを出来る限り綺麗事なしで描いてほしかったです。ことりも留学したくなかったという免罪符をほのかに与えましたが、それすらも不要だったと思います。

「私はきっと、ことりちゃんの夢は壊してる。でも私はことりちゃんと一緒にスクールアイドルを続けたい。だからお願い、行かないで。」

ほのかは人に犠牲を強いています。それに自覚的になったのならば、人の夢を壊した責任を自分で背負う覚悟を見せてほしかったです。

ことりに対してもほのかに対しても甘い話でお茶を濁したのが納得のいかない部分でした。